もの忘れと認知症の違い

加齢によるもの忘れと認知症による記憶障害は、一見すると似ていますが、大きな違いがあります。
加齢によるもの忘れでは、「体験したこと」は覚えていて、その一部を思い出せなくなります。例えば、「朝食を食べたことは覚えているが、何を食べたか思い出せない」「知っている人の名前がすぐに出てこない」といった状態です。
一方、認知症では「体験そのもの」を忘れてしまうことが特徴です。「朝食を食べたこと自体を覚えていない」「何度も同じ話を繰り返す」「しまったこと自体を忘れて『盗まれた』と思い込む」といった症状がみられます。

また認知症の初期には、記憶力の低下だけではなく、以下のような変化が現れることがあります。

  • 身だしなみに気を遣わなくなる
  • 外出や趣味を面倒がるようになる
  • 仕事や家事でミスが増える
  • 以前より意欲が低下する
  • 判断力や段取りを考える力が落ちる

認知症は早期の受診が大切です

認知症は早期に発見し、適切な治療や生活支援を始めることで、症状の進行を緩やかにし、ご本人やご家族の負担を軽減できる可能性があります。
「年齢のせい」と決めつけず、もの忘れが増えた、以前と様子が違うと感じた場合は、お早めに当院までご相談ください。